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2014年8月24日日曜日

【小説っぽいもの】第2弾

自分でも何したかったんかよく判らない。
鬼巫女霊夢降臨
オリキャラドーン
チョットだけレミフラ
動画見てるとより楽しめるかも?


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【ズガァン!!】

この音が鳴り響いた瞬間、その場に居た人妖全てが凍り付いた。





ちょっと前 紅魔館 地下大図書館


ナイト「何で一々俺らなんかねぇ。まあ、美味しい紅茶とお茶請けに釣られる側もどうか    と思うが。」

テーブルに頬杖を突いてやる気無さそうに紅茶を啜りながらぼやいている。

パチュリー「良いじゃない、やる事も無いでしょ?」

本から視線を少しだけ外しジト目で言い放つ。

ナイト「手加減無いねえ、相変わらず。
    というかここでやらせて良いのかよ。」

そう言って見やる先で二つの影が真っ赤な弾幕を放って戦っている。

フラン「さっすがお姉様、弾が全然当たらないわ。」

レミリア「まだまだ負けてあげる程鈍ってないわよ。」

二人とも満面の笑顔で弾幕を放っている・・・周りの被害など御構い無しに。

パチュリー「まあ、本も本棚も色々耐性付けてあるから大丈夫よ。」

今度は全く本から目を離さず答える。

ナイト「そうかいそうかい、あのお嬢様方と付き合うのも大変だねぇ。」

たまに飛んで来る弾幕を撃ち落としながらダラダラと口走る。

咲夜「お茶とお茶請けの追加をお持ちしました。」

パチュリー「ありがと」

ナイト「サンキュー」

突然現れたメイドに何の反応もなく声をかける。

ナイト「まあ、このおまけが無けりゃ暇でもこんな仕事受けねえっての。」

咲夜「有り難う御座います。」

お互い特に感慨を受けた風でもなく言い合う。

咲夜「パチュリー様、しばらく出掛けて参りますので御用は小悪魔にどうぞ。」

パチュリー「了解、ゆっくり行って来ると良いわ。」

咲夜「では失礼いたします。」

そんな感じで会話をした後また突然消えている。

ナイト「相変わらず働き者だねえ、ウチに欲しい位のメイドだ。」

そう言った瞬間に飛んで来た殺意の籠った弾幕を何ともないように撃ち落とす。

レミフラ「「咲夜は私(お姉様)のメイドよ(なの)!!!!」」

見事にシンクロしながら叫ぶ二人はやはり姉妹である。

ナイト「あー、はいはい別に寄越せとは言わないから。
    パチュリーも居るんだからそんなもん撃ってくんなや。」

そんな感じでグダグダしている所におどおどしながら声をかけて来る。

小悪魔「あ、あのー、良いですか?」

ちょっと涙目になってる所を見ると流れ弾に散々脅かされた様だ。

パチュリー「大丈夫だから泣かないの、どうしたの?」

先程までとは打って変わって優しい口調で小悪魔に促す。

小悪魔「そ、それがなんだか門の方が騒がしいみたいで。」

ちょっと落ち着いた様子でそう言った瞬間、その場に居た面々全員が察知する程の地響きが図書館に響いた。

レミリア「ちょっと様子を見て来るわ、皆はここで待ってて頂戴。」

フラン「私も行こうか?お姉様。」

真剣な面持ちでそう言うレミリアに心配そうな表情でフランが言う。

レミリア「大丈夫よ、お客様とお話でもしてなさい。」

ナイト「まだ一応客扱いではあったんだな。」

格好良く決めながら部屋を出るレミリアにボソッと口走るナイトの顔もそれなりに緊張している。




そして現在

フラン「お姉様!!」

全員が凍り付いた状況で真っ先に動いたのはフランである。

ナイト「ちょっと冗談キツいって。」

パチュリー「小悪魔、今すぐグリモア持って来て。」

後に続くように二人が動き出す。
飛んで来たレミリアに目もくれず入り口に立つ二人。
その前に現れた人影は何も言わない。

ナイト「あーやばいな、下がってろパチュリー、これは死ぬぞ。」

誰よりも先に人影の正体を察知したナイトは今までに無い程に鬼気迫る表情で人影を睨む。
その様子に流石のパチュリーも後ずさりながら答える。

パチュリー「レミィがやられて黙ってる訳にも行かないでしょ。」

そう言っているうちに入り口に現れたのは他でもない博麗霊夢本人である。
だがその顔に表情は無く、何処か虚ろである。

ナイト「弾幕無しの博麗とか俺でも勝てるか怪しいって。
    素直にレミリアの治療でもしとけ。」

パチュリー「・・・そうしましょうか。」

霊夢の異常さを察したパチュリーは素直に本棚に埋もれたレミリアの元へ向かう。

ナイト「さぁ〜て、紫、何した?」

虚空に声を掛けると突如境界が開き、そこから一人の妖怪が現れる。

紫「大した事はしてませんわ、最近ストレスが溜まってたみたいだから意識と無意識の境  界をちょこっと弄っただけですもの。」

ナイト「勘弁してくれ、暴れだした博麗とか誰が止めるんだよ、っと」

飄々と言う紫に頭を抱えつつ答えながら飛んで来る御札を躱す。

ナイト「冗談言ってる場合じゃないか。」

割と真剣な顔で向き直ると、後ろから凄まじい殺気が漂う。

フラン「よくも、よくもお姉様を!!!!!」

怒りの形相で歩いて来るフランドールには冷静さのかけらも無い。

ナイト「次々と問題が増える。ッ!!」

愚痴った瞬間目の前に現れた霊夢の蹴りを反射だけで躱す。
躱した瞬間には互いに距離を取り、霊夢は空中に飛び上がる。

フラン「はああああああああああ!!」

そこにフランドールがレーヴァテインを構えながら力任せに突っ込む。
そして互いが接触した瞬間大音量とともにフランドールが吹き飛ぶ。

ナイト「マジかよ、吸血鬼だぞ。
    正面からぶつかって力負けするのかよ。」

紫「あの娘は歴代博麗の中でもかなり才能溢れる側だから。」

明らかに警戒しながら霊夢と相対するナイトに、何処かうっとりした様子で眺める紫が言う。

ナイト「小手先の術策は得意分野でね。
    レミリアが復帰するまで時間を稼がせてもらうぞ。」

そう言いながら周囲に霊力を結晶化させた白く輝く宝石を生み出し臨戦態勢を取る。

フラン「ま、まだ、戦える。」

ふらふらと立ち上がるフランドール、先の一撃で冷静さは取り戻した様子だが、その瞳には未だ戦意の炎が燃え盛っている。

ナイト「戦意たっぷりの所悪いが、フランは一旦下がってくれ。」

フラン「うるさい!!」

ナイト「フラン!!レミリアを放っとく気か?」

フラン「う・・・」

ナイト「レミリアならすぐ復帰するはずだ。
    俺と組むよりレミリアの方が連携取りやすいだろう?
    ま、それまで守ってやんな。」

フラン「・・・分かった。」

言い包められたフランドールはレミリアの元に飛んでいく。
その様子を確認すると好戦的な笑みと共に霊夢の方に向き直る。

ナイト「なんだかんだで待つ辺りは流石スペルカードルールの考案者だねえ。」






レミリア「ぐ・・・いっつぅ」

パチュリー「起きた?」

レミリア「パチェ?」

パチュリー「悪いけど状況説明をしてる暇は無いわ。動ける?」

レミリア「ええ、なんとか。」

フラン「お姉様大丈夫?」

レミリア「大丈夫よ、フラン。」

と、話している端で壮大に爆発音と文句が響く。

ナイト「クッソ!!何だあの反応速度と超直感は!!
    鈍ったか俺も!!」


レミリア「・・・あ〜、うん、大体分かった」

何となくジト目になりつつふらふらと立ち上がる。
そのレミリアに寄り添うフラン。

レミリア「じゃあまあ、大事なお客に任せっぱなしって訳にも行かないし。
     行きましょうか。
     そもそもこの私が負けっぱなしと言うのも気に入らないわ。」

フラン「それでこそお姉様!!」





ナイト「あの超反応のお陰で不意打ちは出来ない、超直感で大技も潰される。
    こっちの攻撃が当たらないのは大いに結構だが・・・。」

霊夢の放つ攻撃を躱しながら思考する。

ナイト「(今回注意するべきは回避力では無く攻撃。
     その中でも札を使った攻撃がヤバい。変則的すぎる。
     正直結界や針なんてよく見てれば当たらん。
     一番怖いのは威力の低い札攻撃で怯んだ所を追い打ちされる事。)」

紫「いつまで悩んでるの〜?」

ナイト「(イラァ)ニヤニヤしながら並走すんじゃねえ!!
    適当な所であれ止めろよ!!」

紫「嫌よぉ〜。
  大丈夫、軽く吹っ飛ばせば戻るから♪」

ナイト「無理、一対一では勝てん。
    言い切れる。うぉ!!」

亜空穴で移動して来た霊夢に張り付かれる。
重量の乗った蹴りや拳を躱す。

ナイト「ッチ!!接近戦じゃあ勝ち目無いだろうし。
    しゃあねえ、やるか。」

そう言った矢先、霊夢の放つ一撃を正面から受け止める。

ナイト「っぐ!!後はレミリアに任せるさ。」

そう言った瞬間周囲に紫色に輝く宝石が浮かぶ。

ナイト「スペルカードなら大した怪我じゃないだろ。」
    魔力「マジック・アメジスト」

爆音と共に双方が吹き飛ぶ。

ナイト「ゲホ、あんまり人の事言えんがほぼ無傷かよ。」

見た目は無傷な様子の霊夢だが流石に肩で息をし始めている。

先程の爆発の衝撃を受け切れなかったのは明白である。

一方ナイトの方も見た目ダメージも無く息切れもしていない。
が、よく見ると両手足が結界で固定されている。

ナイト「ま、やる事はやったから良いか。」

止めを刺す為に構えていた霊夢との間に立ち塞がるシルエットが二つ。

レミリア「這いつくばってなかなか良い姿じゃないの。」

ナイト「うっせえ、遅いんだよ。
    腑抜けてるんじゃないか?」

フラン「二人とも喧嘩しないの!!」

レミリア「そうね。」
ナイト「う〜い。」

すぐに言い合いを始めるも結局フランの可愛さに勝てない二人である。

レミリア「さて、選手交代ね。」

フラン「思いっきり行っちゃうよ〜。」

なんだかんだ言いつつも霊夢に向き合う二人には夜の王たる風格が漂う。
そして霊夢が二人に集中したお陰で結界が消え動けるようになったナイトがボソリと一言。

ナイト「紫取っ捕まえて色々反省させてやる。」

そう言って魔力化して霧のように消える。

レミリア「さあ、今度は負けないわよ?」

フラン「リベンジだ!!」

グングニルとレーヴァテインを構えて臨戦態勢を取る二人。
そして変わらず何も喋らないまま霊夢も封魔針と御札を構える。



〜1時間後(グダって来たのでカット)〜



霊夢・紫「「すいませんでした(正座)」」

パチュリー「図書館が、メチャクチャ・・・。」

フラン「て、手伝うから凹まないでパチェ。」

レミリア・ナイト「「さて、どうしてくれようか。(ボロッボロ)」」



このあと霊夢は図書館の片付け手伝いとレミリアとフランの遊び相手にされ、紫は簀巻き状態で藍に引き渡された。
紫がそのあとどうなったかは当事者のみぞ知る。

咲夜「これは・・・一体何が。」

「紅霧異変の際に荒らされた時よりも酷い。」というのは当事者総出で後始末をしている所を買い物から帰って来た咲夜が見たときの述懐である。



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やめ!!
完結が見えぬ!!
戦闘シーンオールカット!!
お疲れ様でした!!

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