時系列的には大会二回戦アンツィオVS大洗戦後あたりのつもり
二次創作的な何か
うp主はだいたいCP好き
小説作りが苦手なので生ぬるい目でお願いします。
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「はぁー!!疲れたぁー。」
試合後の宴会も終わり、宿泊用テントの布団に倒れ込む安西げふんアンチョビ。
本日のところは日が暮れたため一晩休息と準備に宿泊して翌日学園艦に戻ることになる。
と言っても別にやることがある訳でもないからこうしてゴロゴロしているわけだが。
「うーむ、今年こそイケると思ったんだがなぁ。
まあまだチャンスはある、来年こそは!!」
そう言いつつも若干ツインテールに力が無い気がするのは気のせいなのだろうか。
「・・・こういう時一人部屋は寂しいな。」
予算の少ないアンツィオでも隊長となれば少しくらいは贅沢ができるもので、
通常2〜3人で一つのテントの所をアンチョビは1人で一つのテントを使っているのである。
と、そんな感じで悶々としていると
「姐さーん、居ますかー?」
いやにテンションの高い調子の声が響く。
「ん?ペパロニか、どうした?」
そう言ってテントの入り口を開けると、そこには案の定ペパロニが。
両手に彼女の得意料理の鉄板ナポリタンを持っているが、
アンチョビが入り口を開けなかったらどうやって入るつもりだったのだろうか。
「いやー、さっきのパーティの残りでナポリタン作ったら結構な量になったんで
おすそ分けっす。」
いつもの快活な笑顔でそう言っているが、パーティからそれほど時間が経っているわけでもなし、あまり空腹とは言い難い。
「おい、このタイミングでそんな量食べてたら確実に太るぞ。」
さすがのアンチョビも年頃の少女、多少は気になるところである。
「あ、そっか!!
それもそっすねー、さっすが姐さん。」
「お前も少しは気にしろ!!
まあいい、残すのも勿体無いしな入れ。」
なんだかんだ言いつつも結局食べ始めてしまうのが救われ難いところだろう。
「で、食べ物で私の機嫌とって何の用だ?」
ひとしきりパスタを食べ終わったところでアンチョビが切り出す。
「ありゃ、バレました?」
あはは〜、ペパロニの笑顔が苦笑いに変わる。
「どれだけの付き合いだと思ってる?
お前の浅知恵などお見通しだ。」
ペパロニと対照にふふんと自信気だ。
「姐さん、今日はすいませんでした!!」
突然ペパロニがテーブルに頭を打たんばかりに頭をさげる。
「・・・・・・は?」
その様子にさすがのアンチョビも困惑、と言うかもはや目が点である。
「私が試合の時にしょうもないヘマして、それで・・・。」
普段は見せないような真面目顏であからさまに凹んでいるのがわかる。
試合の時は勢い任せではっちゃけてるペパロニだが、
作戦会議や車両整備の時は結構真面目なのだ。
黙ってれば若干中性的で顔も整っており、
真面目な顔をしてると偶にドキッとするというのはアンチョビがこっそり思っているところだったりする。
「・・・っぷ、あっはははははははは!!
真面目な顔して何を言うかと思えば、そんな事か。」
大笑いしながらペパロニの頭を小突くとテーブルに頭を打つ鈍い音が。
「った〜。
姐さんそんな事ってのは無いっすよ〜。」
結構痛かったのかちょっと涙目だが、普段のお調子者加減が戻った様子のペパロニ。
「私がそんな事気にしてるわけ無いだろ。
それよりも、来年こそ悲願のベスト4いや、優勝だ!!」
椅子から立ち上がって手を差し出すアンチョビ。
「はい!!
来年こそ私が皆を優勝させてみせます、ドゥーチェ!!」
ペパロニもその手を強く掴む。
アンチョビがアンツィオ高校にスカウトされ、戦車道の復興を志してから幾度も行ったこと。
ただこれだけの行為に何度助けられたことか。
「ああ、期待してるぞ。」
今夜はぐっすり眠れそうだ。
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と、まあはい。
めっちゃ時間かかったくせに色々グッチャグチャではありますがこれで終わりです。
ニコニコの大百科でアンチョビが学園にスカウトされて云々っていうのを見てからこんな感じのペパチョビはずっと頭にありました。
少し前にツイッターでペパチョビ漫画が流れてきた瞬間爆発した結果がこれです。
最後の方まで来て「アンチョビ3年だから来年無いやん」って気付いてちょこっと内容直しました。
でも次期隊長はカルパッチョだよね多分。
一応OVA基準のキャラ風味にしてますが、途中でブレてたらそれは日が経ってやる気が減ってたのが原因です。
そして次回作なんぞ無いです、期待しても無駄です。
それでは今度は東方ネタでお会いしましょう。
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