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2015年1月9日金曜日

【小説っぽい何か】第6弾

二次創作です。
圧倒的レミフラです。








ドンッ

フランには今この状況で何が起こっているのかよく分からないで居た。

フラン「あ、えと、お姉、様?」

レミリア「・・・・・・・・・。」

現在、壁際に困惑顔のフランが立っており、それに向かい合う様にしてレミリアが立ち、
まるで逃がさない意思表示のようにレミリアはフランの頭の横の壁に左手を付いている。
つまる所、壁ドンの体勢である。

フラン「あの、えと、その、ど、どうかした?」

レミリア「・・・・・・・・・・・・・・・。」

困惑顔でオロオロしながら問いかけるフランに、レミリアは無言で見つめ続ける。

フラン「お、お姉様、こ、この状況を咲夜とかパチュリーに見られたら、す、凄く、
    恥ずかしいかなって。」

なんとなく顔を赤くして、見つめてくるレミリアから視線を逸らそうとするが、すぐに視線を戻し、また恥ずかしくなって外すという明らかに挙動不審な行動を取ってしまっている。

レミリア「・・・まあ、そうよね。」

フランがオドオドしているとレミリアが突然少し顔を赤くしてそう言う。

フラン「ほえ?」

目を真ん丸にして動きを止めるフランにレミリアは続ける。

レミリア「い、いや、特に深い意味はないのよ?
     最近パチェのところにある本でこういう事をする漫画があったから。
     フランはどういう反応するかなぁって。」

レミリアも結構恥ずかしかったようで少し俯き加減でそういうが、全く体勢を変える様子はない。

フラン「ぜ、全然嫌じゃないよ!!
    あの、誰かに見られると恥ずかしいし、
    なんていうか、こういう事にはやっぱり雰囲気が必要って言うか。」

フランもわたわた答えるが、そのまま俯いてしまう。

レミリア「・・・じゃあ、今は誰も見てないわよ?」

いきなりキリッとした表情で顔を上げ、右手でフランの顔をクッと少し持ち上げる。

フラン「え?」

疑問の声を上げたフランの目に映ったのは、キリッとした表情に、僅かな狂気と威圧感を表出させ、先ほどまでとは明らかに雰囲気が違う。
この表情はフランを本気で口説く時の表情であり、咲夜や美鈴、パチュリーでも殆ど見ることのない表情である。

レミリア「今だって決して悪い雰囲気でもないわ。
     ・・・いや?」

フラン「あうあう」

今にも唇が触れそうな程の位置までゆっくりと顔を寄せ、優しく語りかけるレミリアの様子に完全にペースを持って行かれ、フランはもう顔を真っ赤にしてあわあわするしかない状態である。

レミリア「どうなの、フラン?」

フラン「い、嫌じゃ、ない、よ?」

レミリアの催促にようやくフランは返事をする。

レミリア「よくできました。」

そう言うとレミリアはフランの唇に自分の唇を重ねる。

・・・・・・・・・・・・・・・

どれだけの間そうしていたのだろう。
フランにとってそれはとても長い時間に感じた。
それでもレミリアの唇が離れた時、まだ足りないという気分になってしまったのは、少々
わがままが過ぎるとも思った。

フラン「やっぱり意地悪だよ、お姉様。」

既にレミリアは手を離して自由になっていたフランは、できるだけレミリアに顔を合わせない様そっぽを向きつつそう言った。

レミリア「その言葉は悪魔には褒め言葉ね、私の愛しいフラン。」

普段通りの笑顔でそう言ったレミリアは、そのままフランに背を向けて歩き去っていく。
フランにはその背中が自分を呼んでいるように見えた。

フラン「あ、待ってよ、お姉様!!」

だから、フランは躊躇せずその背中を追いかけることにした。
なぜなら、その背中を追い掛けようとしなかった昔の自分は、もう此処には居ないのだから。





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イチャイチャ描写は好きだけど、作ってる自分も結構来る物があっていかんなぁ。
そして相も変わらずキスシーン大好き。

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